御坊市を訪れている中国東南部、浙江省杭州市の野球チームの小学生が18日、御坊総合運動公園野球場で湯川クラブの選手たちと交流した。

 銭江外国語実験学校という小学校のクラブ活動で野球をしている3、4年の男子9人が指導する教員や保護者らとともに来日。17日から21日まで日高地方に滞在し、御坊市やみなべ町のチームと試合を行う。

 湯川クラブとの試合前には、一緒になってのアップやキャッチボールで笑顔いっぱい。その後セレモニーで御坊市内少年野球協会の西本和明会長が「ようこそ。楽しんで野球をしてください」と歓迎、湯川の中野好浩コーチが「一緒に野球を楽しみましょう」、杭州のチン・チエ監督が「また機会があれば杭州で試合をしましょう」とあいさつし、湯川からはハンドタオル、杭州からはバッジの記念品交換を行った。

 杭州主将のシン・ウチュー君(4年)は「日本の野球は勉強すべきところがある。僕はキャッチャーで守備を勉強したい」。湯川主将の林結翔君(湯川小6年)は「言葉は通じないけどお互いに教え合いながら楽しみたい」と話していた。

 試合は3回終了まで行い、湯川が3―0で勝利した。