ライダーに啓発物品を手渡す白バイ隊員㊧

 8月19日の「バイクの日」にちなみ、田辺署は同日、田辺市龍神村福井の道の駅「水の郷日高川龍游」で二輪車に対する事故防止の啓発活動を行った。

 署員、交通機動隊員、地域交通安全活動推進委員7人が参加。「なくそう! バイク事故」と書いたウェットティッシュなどの啓発物品をライダーに手渡し、安全速度の順守や無理な追い越しをやめるよう呼びかけた。

 紀の川市から訪れた自営業宮村康史さん(57)は、「龍神は景色がいいのでよく来ます。事故のないように安全運転でツーリングを楽しんでいます」と話していた。

 田辺署によると、昨年中に県内の二輪車の事故件数は333件で、うち田辺市内での発生は21件。県内の過去5年間の2輪車の死亡事故のうち、65歳以上の高齢者が41・9%と最も高く、次いで55~64歳までの19・4%となっている。

 龍神村は信号機が少なく、景色がいいためツーリング客が多いという。