団体3位の箕島(前列右が杉本選手、後列左が井ノ上選手)

 第72回選抜高校相撲十和田大会が15日、青森県十和田市の十和田市営屋内グラウンドで開かれ、団体の部で箕島が3位入賞した。

 全国の強豪が集まる歴史と伝統ある大会で、コロナ禍を経て4年ぶりの開催。今年は27都道府県から180人が参加した。

 団体戦は3人制。箕島は1、2年生の新チームで臨み、日高地方からは杉本智斗勢選手(2年・野口小、河南中)と井ノ上力也選手(1年・野口小、箕島中)がメンバー入り。予選1回戦で都留興譲館(山梨)を3―0、2回戦加美農業(宮城)を3―0、3回戦で専大松戸(千葉)を2―1で下して通過。決勝トーナメント1回戦は旭丘(神奈川)を2―1、準々決勝は目黒日大(東京)を2―1で下したが、準決勝では優勝した鳥取城北に0―3で敗れた。杉本選手は全試合に先鋒で出場し、準決勝以外は全勝、井ノ上選手は予選3試合に出場し、2勝を挙げる活躍だった。

 個人戦では杉本選手、井ノ上選手とも2回戦で敗退した。

 杉本選手は「インターハイを終えて、すぐ気合を入れなおして新チームで挑みました。準決勝で負けて悔しいですが、次につなげてまた稽古を頑張りたい」、井ノ上選手は「負けた試合も多かったので、まだまだ力不足です。もっと強くなれるように稽古に励みたい」とそれぞれ話している。