景品が当たって喜ぶ参加者

 印南町高串の切目川ダムで13日、「切目川ダムの夏夜~水源地の本気の村の夏祭」が開かれ、町内外から約1000人が訪れた。

 主催は地元の有志団体真妻やまびこ塾で、地元を離れた若者が帰って集まる場所をつくろうと、今回初めて盆の帰省期間に合わせ切目川ダムでイベントを開催した。「真妻を残していくためにできること」をテーマに、子どもから大人まで楽しめるさまざまな催し物を用意。切目川に生息するカニやウナギなどのふれあい展示などもあり、多くの親子連れが楽しんだ。

 総額10万円の景品が当たるビンゴ大会には700人が参加。1等はニンテンドースイッチと32インチの液晶テレビとあって、数字が発表されるたびに会場は歓声とため息に包まれ、大盛り上がりとなった。

 ビンゴ大会の後は打ち上げ花火もあり、住民らからの寄付で実現した130発のスターマインがダムの湖上から一気に打ち上げられた。

 山本育男塾長(60)は「私たちが生まれ育った自然豊かな真妻に足を運んでいただき、勇気と元気をいただいた。また来年もこの場所で皆さんと再会したい」と話していた。