やぐらを囲んで踊る来場者

 日高川町川原河の美山公民館(山村開発センター)の駐車場で11日、4年ぶりに納涼盆踊り大会が開催され、多くの来場者でにぎわった。

 美山ふるさとの会(加門眞悟会長)が主催し、地域の伝統をつなぐ夏祭りで14回目。新型コロナの影響で4年ぶりの開催となった今年は若い人にも楽しんでもらおうと、新企画としてDJが盛り上げるJポップタイムをまだ日差しが残る午後5時から開始。浴衣や甚平を着た子どもたちが大勢集まった。

 日が落ちて辺りが暗くなり始めるとやぐらの前では美山太鼓の力強い演奏が披露され、開会式のあとは盆踊り。古くから地域に伝わる吉川音頭やマツケンサンバなどを多くの来場者が提灯の明かりの下で踊り、笑顔でいっぱいだった。

 豪華景品が当たる抽選会もあり、フィナーレは山々にこだまするやまびこ花火。「ドーン」と大きな音が響き渡り、間近で広がる430発の大輪に観客は歓声を上げていた。