市和歌山3回、適時二塁打を放ってガッツポーズの玉置

 第105回全国高校野球選手権記念大会(阪神甲子園球場)は4日目の9日、和歌山代表の市和歌山が第3試合の1回戦で、東京学館新潟(新潟)と対戦して5―4で勝利。日高地方からベンチ入りする玉置大翔選手(2年、南部中卒、和歌山御坊ボーイズ/ジュニアタイガースOB)も適時打を放つなど、チームの初戦突破に貢献した。

 市和歌山は初回1死一、三塁から麹家の右前適時打で先制。1―1の同点に追いつかれての3回、2安打と犠打で1死二、三塁として大路が中前2点適時打で勝ち越した。なおも2死二塁から玉置が左翼線へ適時二塁打を浴びせ、続く熊本が中前へ適時打を運んで突き放した。投げては先発の栗谷が5回3分の2を3失点。2番手の小野が9回に1点差に詰め寄られたが、最後の打者を捕邪飛に打ち取った。

 玉置選手は8番・左翼で先発出場し、打席では3回の適時打を含め、2打数1安打1打点1四球。6回の守備時に小野と途中交代した。

 市和歌山の2回戦は9日目の14日、第2試合で神村学園(鹿児島)と対戦する。