宮﨑教育長㊧へ陳情書を読み上げる杉本会長

 日高地方PTA連合会(杉本和隆会長)は7日、県教育委員会の宮﨑泉教育長らに対し、日高地方の県立高校の学級数と募集定員の維持を求める要望書を提出した。

 要望は毎年行っており、この日は杉本会長、福田貴啓副会長、楠弘之進路対策部長らのほか、坂本登、玄素彰人県議も同席した。

 今年度の日高地方の中学3年生は5月1日現在で561人。昨年度より23人減少しているが、例年、普通科を志望する生徒数が多い状況にある。また、通学区の全県一区制により、紀北や紀南の通学圏内に住む生徒からも志望者が集まることから、募集定員枠の確保と進学を希望する生徒の進路の保障を訴えた。

 県教委は宮﨑教育長、清水博行教育企画監、下村史郎県立学校教育課課長らが対応した。宮﨑教育長は「この状況を考慮し、努力させていただきます」と答えた。