毎週1回体育館で練習しているメンバー

 御坊市を拠点に活動する社会人のフットサルチーム、FCダニーニャが、小学生を対象にしたスクール「ダニーニャJr」を開講。将来、より高いレベルのサッカーを目指す選手を育成しようと、社会人スタッフが個々の能力に応じて指導している。中学生対象のスクールも計画しており、日高地方の新しい取り組みとして注目されている。

 将来、高いレベルのサッカーを目指す選手を育成しようと、ダニーニャのメンバーが中心となってスクールを立ち上げた。

 コンセプトは▽フットサルの技術をサッカーで▽サッカーの技術をフットサルで▽ブラジルサッカーのような遊び心で――の3点。県外のクラブチームのような激しいぶつかり合いの中でもしっかり礼儀を学んでもらうことも方針の一つだ。

 練習は週1回、御坊中学校体育館を中心に午後7時15分から8時45分まで行っている。ボールを止める、蹴るの基本から、ドリブル、1対1など選手のレベルに応じてダニーニャのメンバーが常に5人体制できめ細かな指導を実践。ボールをキープするテクニック、フェイントなどフットサルの技術を中心に身に付けてもらえるよう集中したトレーニングを行っている。

 現在は幼稚園から小学6年生まで約30人が所属。各クラブチームに所属している選手も多数参加している。来年度からは中学生を対象にしたフットサルスクールも立ち上げる計画だ。平野真也監督は「早くうまくなりたい選手はぜひ集まってほしい。レベルの高い選手を育成し、プロサッカー、プロフットサル選手の輩出を目指したい」と話している。

 活動はインスタグラムでもアップしている。