水を勢いよく噴き出しながら飛んでいくロケット

 日本宇宙少年団みなべ梅の里分団(細川安弘分団長)の水ロケット工作体験が29日、清川公民館などで行われ、小学校4年生から高校生まで20人が参加した。

 炭酸飲料用の1・5㍑ペットボトルを2個つなぎ合わせてロケットの本体を作り、牛乳パックを利用したフィン(羽)や紙粘土の重りを取り付けて完成した。水と空気を入れて圧力をかけ、水が噴射する力で飛ぶ仕組みで、清川球場に移動して早速打ち上げに挑戦。水しぶきを上げて勢いよく飛ぶ様子に参加者は歓声を上げていた。

 この日は日本水ロケットコンテスト近畿大会(9月10日・京都府木津川市)の予選会も兼ねており、70㍍先の目印までどれだけ近付けるかを競う「定点」と、飛距離を計測する「飛距離」の2部門で争われ、各部門上位3人が近畿大会の出場権を獲得。定点の部で2・2㍍に近付け優勝した新谷飛雄君(高城小5年)は「たまたまだと思うけどうれしい」。2位は中松英太君(南部中1年)、3位は中﨑悠仁君(田辺工業1年)。

 飛距離の部で118㍍を飛ばし優勝した石橋昊大君(田辺工業1年)は6連覇で昨年は近畿大会でも優勝しており、「ロケットの重りを少し増やすことで一層安定性が増しました」と笑顔だった。2位は中﨑君、3位は鈴木脩矢君(上南部小5年)。