高校美術展の最高峰ともいわれる第２４回高校生国際美術展の美術の部で、紀央館高校３年の坂成海さんの立体作品が佳作に選ばれた。
美術の部には１３１２点の応募があり、各賞と優秀賞、秀作賞などに続いて、佳作は１２１点が選ばれた。
坂さんの作品タイトルは「Ｆｌａｍｂé（フランベ）」。フランベは料理の最後にアルコール度数の高いお酒を振りかけ火をつけて一気にアルコールを飛ばす調理方法で、炎は流木とワイヤーを使って表現し、高さ５０㌢、幅３５㌢、奥行き４５㌢の作品を完成させた。
流木を使った作品は３作目で、今回は流木を見たときから炎を使った作品にしたいと思いつき、フライパンを活用してフランベに決めた。流木にたくさんのワイヤーを付けることで、火の動きを表現し、さらに金色や銀色のラメを施すことで、炎のきらめきを表した。正面だけでなくどの角度から見てもきれいな作品になるよう丁寧に、３、４カ月かけて仕上げた。
受賞は県内で１人だけ。「大きな美術展で佳作に選ばれてうれしいです」と話している。
