「携帯電話の料金が未納になっている」といううその電話をきっかけに、日高町内に住む60代の男性が現金と電子マネー合わせて410万円をだまし取られ、御坊署が特殊詐欺事件として捜査している。

 調べによると、今月7日、男性の携帯電話に「NTTファイナンスのササキ」と名乗る男から、「携帯電話の料金30万円が未納になっている。あなたのせいで被害を受けている人がいる」と電話があり、男性はコンビニで30万円分の電子マネーを購入。シリアルコードを男に教えてしまった。

 翌8日、電話で「個人情報保護センターのカンダ」を名乗る男からも、「あなたのせいで被害を受けている人がいるのでその被害を補填してほしい」とだまされ、同様に電子マネー50万円分の被害が発生。さらに10日、「内閣サイバーセキュリティセンターのミウラ」を名乗る男から、「不正利用によって他人に被害が及んだ場合に補償してくれる保険がある」と言われ、その保険料など電子マネーで10日に50万円分、14日に10万円分、16日に30万円分のシリアルコードを伝えたほか、12日には現金240万円を相手が指定する住所に宅配便で送金してしまった。

 19日、「内閣サイバーセキュリティセンターのタカヤマ」を名乗る男から、定期預金を普通預金に入れ替えるよう話があり、不審に思った男性が警察に相談。被害が分かった。

 御坊署管内で今年確認された特殊詐欺の被害は2件目。被害額は計440万円になった。県警は特殊詐欺被害防止専用フリーダイヤル「その話ホンマに大丈夫? かけて損なし『ちょっと確認電話』」を開設しており、「電子マネーを買ってコードを送って」「キャッシュカードを渡して」「保険料を還付します」といった電話を受ければすぐに電話するよう呼びかけている。番号は0120―508―878(これは・わなや)。