啓発チラシを受け取るなだやの大沼さん㊧と新田部会長

 食中毒が発生しやすい夏場を迎え、日高食品衛生協会は11日から、みなべ町を除く日高地方6市町で巡回指導を行っている。初日は御坊市内の名田、塩屋、野口地区の約40店に出向き、衛生管理の徹底を呼びかけた。

 2020年から3年間はコロナの影響で啓発チラシなどをポストに投函していたが、今年は4年ぶりに巡回。同協会指導部会の新田みどり部会長ら指導員4人が各店舗を回った。

 トップで訪れた名田町上野の料理店「なだや」(大沼義明さん経営)では食品営業許可証を提示しているかなどを確認した後、「食品衛生指導済」などと書いたステッカーや食中毒対策の啓発チラシを手渡した。新田部会長は「丁寧な手洗いなど基本的な食中毒対策を徹底してもらいたい」と話していた。

 31日まで約400店舗を巡回指導する。