マスターズ本戦出場を決めた紀Sun's

 シニア世代の国体といわれる日本スポーツマスターズの2023福井大会バスケットボール競技県予選が9日、和歌山市のノーリツアリーナ和歌山で行われ、日高高校OBでつくる紀Sun'sが和歌山TRAIANSを67―55で下して本戦出場を決めた。

 予選は2チームの対戦で、紀Sun,sは岩城、玉置、小川、三好、杉本が先発。開始早々、マンツーマンから2―3のゾーンに変えたディフェンスが奏功し、第1クオーターで21―10のリードを奪った。小川がチーム最多の15得点の活躍を見せると、岩城、玉置、三好も13得点を挙げ、途中出場の小森も3点シュートを2本成功。そのままリードをキープし、先月の県O40選手権の雪辱を果たした。

 紀Sun'sは昨年盆のOB会で「マスターズへ出ようや」とノリで結成。週1回集まって練習してきた。選手は41歳から49歳まで13人。大会では高校のスローガン「走れ日高」を体現、当時と同じように声を出し、抜群のチームワークを発揮した。

 主将を務める宇戸秀弥さん(48)=美浜町=は「気の知れた仲間と雰囲気よく、ベンチも集中して、楽しく戦えた。職場や家族の理解に感謝し、本戦ではまずはベスト8。走れ日高で最後までみんなで駆け抜けたい」。毎週金曜午後8時から大成中学校で練習しており、日高地方のバスケを盛り上げようとメンバー外の多くの参加を歓迎している。

 本戦は9月16日から福井県で行われる。
 メンバーは次の皆さん。
 コーチ=狩谷勝▽マネジャー=小池竜希▽選手=伊東剛志、岩城昌和、雑賀孝之、玉置卓也、石倉大裕、小川浩稔、浜田亮二、三好雅之、佐津弘晃、小森真、宇戸秀弥、筒井雅晋、杉本雅亮