梅雨明けも間近に迫り、連日気温の高い日が続いている。こんなときはキンキンに冷えたビールが最高においしくなり、食べ物もそうめんなど冷たい麺料理やアイスクリームが喉を通りやすくなる。しかし、冷たい物を摂取すると身体が冷え、内臓や免疫の機能が低下し、ウイルスや菌、老化を促進する物質を排除する能力が落ち、ダメージを受けやすくなるという。東洋医学でも、体を冷やす冷たい飲み物や食べ物を避け、常温の水や体を温める食材の摂取を勧めている。

 私はここ最近、中国ドラマをたくさん見ていて、時代ものや現代劇、ファンタージーやラブストーリーなどジャンルを問わず楽しんでいるが、ストーリーとは別に、日本のドラマにはない作品中の矛盾や日本との文化や風習の違いなどいろいろなことを感じる。その中の一つに、やたらとお湯や温かいお茶を飲む場面が多いことに気付く。お酒を飲むシーンでは、ビールの瓶を始めから大量にテーブルに並べていることもあり、冷えたビールを飲まない場合もあることを初めて知った。もちろんアイスクリームを食べたり、冷蔵庫から出した飲み物をすぐ飲んだりする場面もあるが、中国の人はやはり昔から、冷たい物を極力口にしないようだ。現実でも、中国軍が前線にドローンで温かい食事を運ぶ訓練をしたり、学校には持参した弁当用に保温庫があったりするという。

 冷たいビールは諦められないが、健康のため体を温めてくれる食材を積極的に摂ろうと思う。ショウガが有名だが、根菜類や唐辛子、カレーに入っているようなスパイスなどもいいという。冷房でも冷えるので、うまく温めながら、これから厳しい暑さになる夏を乗り切っていこう。(陽)