日高町の産湯海水浴場で9日、海開きが行われ、子どもたちが宝探しを楽しんだ。
宝探し大会は4年ぶりで、以前と変わって参加対象を中学生以下に限定して開催。園児や小学生ら75人が参加し、砂浜に埋められたカプセルを探した。砂を掘って見つけ、「あったー」「ゲット」と大喜び。海の家で使える券やお菓子と交換していた。
初日はオープンを前に海開き式があり、神事で産湯八幡神社の若田正孝宮司が祝詞を奏上。行政や観光の関係者ら出席者が玉串を捧げ、シーズン中の安全を祈願した。松本秀司町長は「産湯は中紀唯一で、町を代表する観光資源。水質もよく満足して楽しんでいただける。無事故で天候に恵まれた盛況のシーズンにしたい」とあいさつ。テープにはさみを入れた。
この日は曇り空ながら心配された雨は降らず、水しぶきと歓声を上げる家族連れらの姿が見られた。宝探しをしていた地元の宮本魁君(6)と、彩杏ちゃん(2)の兄妹も「面白かった」と笑顔を見せていた。
今年の期間は8月20日まで。