象鼻杯を楽しむ参加者

 和歌山大賀ハス保存会(阪本尚生会長)の観蓮会が9日、美浜町三尾の大賀池で開かれ、風流に象鼻杯などを楽しんだ。

 昨年は悪天候のため中止しており、2年ぶり。

 二階俊博衆院議員の秘書で三男の伸康さんや県議ら来賓のほか、今年は大賀ハスの発祥の地、千葉市で大賀ハスまつりを毎年開催している「花びと会ちば」から仙波慶子会長、高橋公子副会長、会員で元千葉市中央・稲毛公園緑地事務所長の斉藤久芳さんの3人が初めて来町。仙波会長は「大賀ハスを通じてこれからも交流していきたい」とあいさつし、斉藤さんは観るだけでなく、香りや音、触れるなど五感で楽しめる大賀ハスの魅力を講話した。

 日舞や太極拳が披露されたあと、恒例の象鼻杯では水、お茶、カルピスウオーターが用意され、ハスの茎を通じて飲んだ参加者は「ほんのり苦みがあって、ハスを感じることができた」と笑顔いっぱいだった。

 大賀ハスはまだつぼみもたくさんあり、しばらく見ごろが続きそう。