賞状と金メダルを手に笑顔の伊藤選手

 第59回西日本ボウリング選手権大会が6月30日から7月2日まで鹿児島市で開かれ、女子4人のチーム戦で伊藤有来(ゆらい)選手(由良中3年)=県ボウリング連盟日高クラブ、日高東宝ボウル所属=がメンバーの和歌山Aが2連覇。来年5月に埼玉県で開かれるNHK杯全日本選抜ボウリング選手権大会の出場権を獲得した。

 チーム戦は4人が6ゲームを投げ、24ゲームの合計得点で争われた。和歌山Aは、4月の国体県代表選手選考戦で少年女子1位の伊藤選手と、成年女子で上位に入った3選手がメンバー。24ゲームの合計得点は4826点で、2位に136点の大差をつけて優勝した。伊藤選手は1ゲーム最高244点を出すなど、チームの連覇に貢献。2人チーム戦にも出場し、準優勝と活躍した。

 小学校2年生からボウリングを始め、現在は御坊市の日高東宝ボウルで週4回練習。中学生では数少ない高回転ボールを武器とし、直近の最高得点は279点、アベレージは210。今大会は「和歌山の連覇に貢献できてうれしいです」と笑顔で振り返り、全日本に向けては「まずは予選突破を目指します」と意気込みをみせた。

 ほかにもさまざまな大会で好成績を残しており、今月24日から26日に京都府で開かれる第47回全日本中学選手権大会にも出場する。