ある広告代理店の調べによると、平均で43・24歳から「おじさん」なんだそう。自身の話で申し訳ないが、筆者は来月、43歳の誕生日を迎える。ここらへんの言葉で「おいやん」。自分が若いとは言わないが、おいやん呼ばわりされれば、腹は立たないまでも気はよくない。まあ、自分がどう思うおうと、世間ではおじさん。自覚も必要である。

 ネット上で、そんなおじさんが使っているという「おじさんビジネス用語」が話題になっていた。「一丁目一番地」(最優先事項)、「よしなに」(いい具合に)、「全員野球」(一致団結)、「がっちゃんこ」(合わせる)、「テレコ」(互い違い)、「ガラガラポン」(白紙に戻す)、「ざっくばらん」(率直に)、「ツーカー」(言葉がなくても通じ合う間柄)、「突貫工事」(短期間で仕上げること)、「仁義を切る」(あいさつして礼儀を通す)。いずれも周りに使う人はいないが、聞いたことがあり、意味も何となく分かる。「鉛筆なめなめ」(改ざん)、「寝技」(裏工作)、「ロハ」(無料)。これらは聞いたことがないし、意味も分からない。

 業界用語や隠語もそう。私たち新聞社にも「頭」(トップ記事、最も重要なニュース)や「肩」(左上に掲載される記事)、「絵解き」(写真に添える補足説明文)、「ラテ」(ラジオ・テレビ)などがあり、意味が通じればコミュニケーションがうまく取れ、仲間意識が強まるかもしれない。一方、送り手と受け手で言葉のイメージが違い、正確に伝わらなかったり、誤解を生んだりする可能性も。特に具体的な指示が必要な場面での使用には注意が必要である。おいやんになるのを前に、言葉遣いについて考えてみた。(笑)

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