大輪の花を咲かせた大賀ハス

 美浜町三尾の大賀池で、今年も大賀ハスの開花が始まった。つぼみもたくさんあり、これから見ごろを迎え、7月9日に開く観蓮会ごろにピークになりそう。

 和歌山大賀ハス保存会の阪本尚生会長によると、おととしから連続して例年より10日ほど遅い開花。温暖化でほかの花の開花が早まっているのとは逆の傾向だが、原因は分からないという。花の外弁などが黒ずんでいるのは、今月の大雨による冠水などの影響とみられている。

 大賀ハスは1951年、千葉県千葉市の遺跡で発掘された2000年以上昔の古代のハスの実を、ハスの権威だった大賀一郎博士が発芽、開花に成功したロマンあふれるハス。美浜町には62年に分根され、同保存会が大切に保存している。

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