動画サイト「YouTube」で、訪日外国人が登場する投稿をよく見る。ユーチューバーが来日している外国人に日本の印象などをインタビューするという内容が多く、それらの動画で多くの外国人たちは「日本の店員の対応がすごく丁寧」「日本人はとても親切で、道に迷った時、わざわざ目的地まで一緒に案内してくれた」などとエピソードを交えて紹介。社交辞令が含まれているかもしれないが、日本人にとって当たり前と思う行動でも外国人の心に響いているようだ。
何気ない行動や言動が相手の心を温かくすることがある。例えば、明るい笑顔で「おはよう」と声をかけられたり、荷物をたくさん持っている時に手伝ってくれたりすることなどがそれに当たる。日常の生活のいろんな場面で経験する。
困難な状況に置かれた人に手を差し伸べる行為、弱者への理解や配慮などは、相手を思いやる親切心が根底にある。いじめ、不登校などの社会に存在する課題に対する解決策も親切の集まりから生まれるのかもしれない。そうだとすれば、日常生活の中での親切は社会に大きな変化をもたらす力を持っているといえる。
きょう13日は小さな親切運動スタートの日。1963年に「小さな親切運動本部」が発足したことにちなんで記念日が設けられた。「親切はみんなでしよう。それが社会の習慣となるように」と提唱している。
小さな親切で、家庭や職場の人間関係は確実に変わる。そして、他人に対して親切な行為を行うことで、相手もそれに感謝の気持ちを持ち、同じように親切な行為を他の人にも行う連鎖が生まれる。その輪が地域に広がり、より心豊かなまちになればと思う。(雄)


