にぎわった水際地雷敷設車からのもちまき

 美浜町和田の陸上自衛隊和歌山駐屯地は4日、創立61周年記念行事を行った。4年ぶりに一般開放も行われ、装備品展示や車両の体験試乗、水際地雷敷設車からの餅まきなどがあり、多くの親子連れらでにぎわっていた。

 観閲式では岸本周平知事や林佑美衆院議員をはじめ、周辺市町の首長や県議、関係者らが出席。隊員らがキビキビとした行進を披露したあと、玉越大輝司令が世界情勢の緊迫、国内での大規模災害が危惧されていることなどを話し、「あらゆる事態に柔軟に対応し、領土、国民の安全と安心を守る」と決意を示した。

 式典後の餅まきでは水際地雷敷設車の上から餅やお菓子がまかれ、親子連れらが楽しんでいた。装備品展示では機関銃や無反動砲などが並び、155㍉榴弾砲の「FH―70」は体験搭乗もでき、子どもたちがハンドルを回して砲身を動かすなどして喜んでいた。子ども向けには水鉄砲や射的などもあり、駐屯地内には久しぶりに元気な声が響いていた。

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