北陸大学野球春季リーグ戦は全日程が終了し、1部で紀央館高校出身2選手が活躍を見せた。3季ぶり優勝の福井工大では井戸柊太投手(3年、大成中出身、同校軟式野球部OB)が2年ぶりの全日本大学野球選手権(5日~、東京都)出場に貢献。準優勝の金沢学院大では原健心選手(同、御坊中出身、紀州由良リトルシニアOB)が首位打者とベストナイン(一塁手)の個人賞を獲得した。

 リーグ戦は6校総当たりで、同じ対戦で2勝したチームに勝ち点1が与えられ、勝ち点の数で順位を決定。勝ち点数が同じ場合は勝率の高いチームが上位となる。

 福井工大、金沢学院大、金沢星稜大が勝ち点4で並び、福井工大は11試合で9勝2敗の勝率8割1分8厘。井戸投手は先発2試合を含む4試合に登板し、10回を投げて6安打5失点の成績だった。北陸大との2戦目では0―0の7回から2番手登板すると、8回表に味方打線が4点を挙げ、その裏まで2回を1安打無失点。勝利投手となった。金沢大との2戦目も14―1の7回に3番手登板。1回を無安打無失点で試合を締めた。

 金沢学院大は11試合で8勝3敗の勝率7割2部7厘。一塁手の原選手は10試合に出場し、34打席に立って20打数10安打で打率5割をマークした。出塁率は6割3分6厘。優勝争いが激しくなったシーズン終盤には3番に定着し、福井工大との2戦目では右中間フェンス直撃の三塁打を放った。金沢星稜大との2戦目では中前、左前、右前の3安打。5回に1死三塁から決勝の勝ち越し打、続く3戦目では初回に1死一塁から先制となる右中間適時三塁打で、長打力や勝負強さも発揮した。

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