厚生労働省の最新データによると、日本人の平均寿命は84・55歳。男性は81・49歳、女性は87・60歳となっている。戦後間もない頃の平均寿命はというと、男性が50・06歳、女性が53・96歳だったそうで、その後の医療技術の進歩や健康志向の高まりなどで飛躍的に寿命が延びたことが分かる。近年は「人生100年時代」とも言われ、高齢になってもいかに健康で安心して、自分らしく、楽しく暮らせるかが大きな課題となっている。
先日、南部長寿大学で中辺路町に住むカイロプラクターの東野英治さんの講演を聴いた。これまでの人生で、大腸がんを患って肝臓にも転移、残り半年の命を覚悟したが、ひたすらやりたいことをやって奇跡的に完治。また、バイクでトラックにひかれるような大事故を十数回も経験。生きていたことは運がいいが、何度も事故に遭うので運が悪いのかもしれないと、冗談交じりに話した。さらに腸閉塞になって動けないほど苦しんだが、自分で腹の上から手を当てて腸を動かして治すなど、何か武勇伝のように驚きの話が続々と飛び出してきた。52歳でそれまで勤めていた会社を辞めて整体師の道に進んだのは、自身の腕の痛みを治療するのに、カイロプラクティックに行ったのがきっかけだそうだ。
現在、70歳。目標は150歳まで生きること。半分の年齢にも到達していないので、「僕の人生はまだ上り坂」と表現。クラシックバレエも始めたそうで、確かに見た目が若く見える。骨格を整えるため、筋肉を鍛える大切さを強調していたが、何よりもその気持ちの持ちようが、肉体的な若さを保つ秘訣なのではないだろうかと感じた。(吉)


