
御坊市野口の日高BHAスイミングスクールで、教室生を対象に着衣泳の訓練が行われている。
水難事故が多くなる夏を前に毎年行っており、今年も今月13日から6月2日まで実施している。
服を着たまま泳ぐと体力を消耗するため、コーチは「水に落ちても慌てて泳ごうとせず、浮いて助けを待つことが大切」と説明。Tシャツや短パンを着用した教室生はプールに入って動きにくさを実感し、コーチの指導を受けながらあおむけに浮く練習や、ペットボトルを抱えると浮き輪代わりになることなどを体験した。
このほか、溺れている人を見つけたときの対応を紙芝居で学んだり、泳力の高いクラスでは、服を着たままでも比較的楽に泳げるエレメンタリーバックストロークの練習も行った。