バイオセンターで育成中の苗

 日高川町高津尾のバイオセンター中津で16日、郷土山菜イタドリ(別名ゴンパチ)の優良系統苗「東牟婁3」販売の電話予約が開始される。

 東牟婁3は、県林業試験場(上富田町)が県内から集めたイタドリの中から、栽培や加工に適したものを選別した優良系統苗。若芽の発生時期が早く、太くて収穫量が多いうえ加工時に皮がむきやすいなどの特長がある。

 バイオセンター中津では4年前から培養増殖して育てた苗を販売しており、今年は約4000株を販売。16日午前9時から電話予約を受け付ける。少量の予約は受け付けず、60株ほど入ったトレー単位の販売のみで、価格は1トレー3000円(税込み)となっている。苗の受け渡しは22日から。

 毎年作付けする必要がなく、植え付け後の手間も少ないことから、遊休地を活用した生産者が増えるなど注目されており、バイオセンター中津の苗販売もこれまですぐに完売している。

 苗の電話予約はバイオセンター中津℡0738ー54ー0095、栽培や植え付け方法の問い合わせは林業試験場℡0739ー47ー2468。

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