
好天に恵まれたゴールデンウイーク後半の3連休(3~5日)、日高地方の行楽地も大にぎわい。新型コロナの行動制限もなく、多くの家族連れらがキャンプや釣りを楽しんだ。
御坊市野口のキャンプ場は、連休中の29、30日は雨のためキャンセルもあったが、そのほかは予約でいっぱい。3日から2泊3日で楽しんだ貝塚市の会社員男性(37)は「このキャンプ場を利用するのは2回目。のんびりと家族サービスができました」と笑顔いっぱいだった。
塩屋町南塩屋の日高港も家族連れの釣り客でにぎわい、4日には約200㍍の岸壁に県外ナンバーなどの車がずらりと並んだ。家族連れや友だちのグループがみられ、青空の下でアウトドアを満喫していた。
「日本のエーゲ海」と呼ばれる由良町の白崎海洋公園も県内外から多くの人が訪れ、白い岩と紺碧の空と海が織り成す絶景を楽しんでいた。展望台では家族連れやカップルが写真や動画を撮影したり、外国人の姿もみられた。町は3月下旬と4月中旬の落石で第2駐車場へ通じる道路を閉鎖。急きょ仮設道路を設けた。大阪から来た60代の夫婦は「20年ほど前に来た時はもっと白かった? それでも変わらずいいところですね」と話していた。
美浜町の煙樹海岸キャンプ場も連日テントの花が咲いた。最もにぎわった3日は京阪神を中心に100組が来場。バーベキューを楽しんだり、松林の中でキャッチボールする父子の姿も見られた。目の前が関西有数の釣り場で、海釣りとキャンプを楽しむ家族も多かった。大阪の40歳と35歳の夫婦は、3人の子どもと昼食にバーベキューを楽しみ、「釣りができるキャンプ場で検索して初めて来ました。予約が要らないのと、トイレもすごくきれいで、また来たい」と話していた。