1976年に奉納された龍の天井画も展示する

 御坊市の小竹八幡神社(小竹伸和宮司)の境内で4日午前10時から午後2時まで、奉納大絵馬の展示が行われる。

 毎年、氏子の自営業木村洪平さん(58)=御坊市薗=が干支の動物を描いて奉納している大絵馬。工作は塩﨑建築代表の塩﨑弘直さん(60)=御坊市薗=が担当している。

 1976年、木村さんの大叔父に当たる故山中襄さんが、手水舎の天井画として龍の絵を奉納したのが始まり。山中さんは南方のラバウルに出征する前、同神社に参拝した時に手水舎に龍の天井画を見たことを覚えており、復員後になくなっていることに気づいて奉納を申し出たという。翌77年、小竹八幡神社御遷宮三百年記念として、あらためて干支の大絵馬を奉納。それから98年の寅年まで、22枚の大絵馬を描いた。

 山中さんのあとは木村さんの父、故靖夫さんが引き継ぎ、2001年の巳年まで3枚を制作。木村さんは2002年の午年から今年の卯年まで、22枚を描いてきた。木村さんは平和を願って干支の動物を親子の姿で描いており、靖夫さんから引き継いだ「太平幸民」の引首印(いんしゅいん、作品右上に押す落款)を、九畳篆(くじょうてん)という宋以降の王朝で官印に用いられた書体で書いている。

 昨年まで全46枚があるが、すべてを保管している祭器庫が手狭になっており、2027年の御遷宮350年を前に大絵馬をお焚き上げすることが決まった。その前に、多くの人に見てもらえる機会を持つため境内で展示する。

 「ご希望の大絵馬があればお持ち帰りいただけます。当日、展示の終了する午後2時以降にお願いします。90㌢×190㌢と大きいので、軽トラック等運べる車でお越しください」と呼びかけている。

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