みなべ町は今年度から、乳幼児へのおたふくかぜ予防接種の助成制度をスタートさせた。

 おたふくかぜは耳の下の腫れが特徴の感染症で、6歳までの子どもがかかることが多く、38度前後の発熱もみられる。おたふくかぜのワクチン接種は重症化を防ぐ効果が期待される半面、副反応の報告があり、1993年に公費で受けられる定期接種ではなく、任意接種に切り替わったが、近年は全国でも助成を出す自治体が出てきている。日高地方での助成はみなべ町が初めて。田辺保健所管内では田辺市が2015年度から導入しており、上富田町も今年度から実施する。

 ワクチン接種は2回必要で、みなべ町の助成対象は1回目接種が1~2歳の誕生日の前日までの乳児、2回目接種が小学校就学前年度の3月31日まで。今年度の対象者は計146人。1回につき自己負担額は2000円。全額自費で接種すれば1回8000円程度かかり、差額分を町が助成。接種医療機関は同町の森上医院、田辺市内の赤ちゃんとこどものクリニックBe、うえはら小児科、ふくはらこどもクリニック。

 問い合わせはみなべ町保健福祉センター℡0739ー74ー3337。

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