統一地方選の前半戦となった今月9日の県議選。党派別に獲得議席をみると、自民党27、日本維新の会3、公明党3、立憲民主党1、共産党1、国民民主党1、無所属6。最大会派の自民党は選挙前の議席数を維持。維新は選挙前の1議席から2議席を増やした。一方、共産党は選挙前の4議席から3議席の減。
そんな共産党が貴重な議席獲得を目指した御坊市選挙区では自民党元職の中村裕一さんが6093票を獲得、共産党現職の楠本文郎さんの5144票に949票の差をつけて9選を果たした。楠本さんは前回から大きく票を減らしたものの、やはりその人柄が党の枠を超えて根強く浸透。個人的には党の看板を外した方がよかったと思うが、今後もまちのための活動は続けられるということで、熱意や行動力に頭が下がる。
中村さんは前回から150票近くの上乗せ。有権者数、投票率ともに下がった中で得票数アップは立派なもの。確かに有権者への取材を通じても「4年間よく辛抱した」「やはり自民党でないと」などの声が聞かれた。すでに県議8期30年の経験を持つベテランでもあり、「もう一度中村さんに」と一票を投じた有権者の期待に応えられるよう、即戦力としての活躍、そして「新生中村」の姿に期待。
今回の選挙でもう一つ気になったのは投票率の低下。政治への不信感、政治離れが要因であり、本紙では選挙期間中、有権者アンケなどの企画をさせてもらったが、日頃から読者に政治に関心を持ってもらえるような記事の掲載、書き方の工夫が必要だと反省する。いずれにしても激しい戦いのあとはノーサイド。市民が心を一つにしてまちの発展を目指してほしい。(吉)

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