歓声を上げて餅投げを楽しむ地元住民ら

 御坊市名田町野島、浄土宗海見山観音寺の境内にある御首地蔵尊で16日、恒例の会式が行われた。

 1840年ごろ、地元住民が畑を開墾中に一基の石棺を見つけ、石蓋を開けたところ、ミイラ化した武士の首が入っていたという。この首を丁重に壺に納めて観音寺境内の木の下に安置。その後、この首を拝んだ人の首から上の病気が治ったという言い伝えがある。

 会式には檀家らが参拝し、山下豊巖(ほうがん)住職が病気平癒や家内安全などを祈願した。最後はコロナで中止になっていた餅投げが4年ぶりに行われ、多くの地元住民らが訪れ、「こっちにまいて~」と歓声を上げて楽しんだ。

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