
印南町川又の川又観音では、今年も色鮮やかなシャクナゲの花が咲き始めた。
シャクナゲはツツジ科ツツジ属に分類され、花の形はツツジに似ているが枝の先に房状の花を咲かせるのが特徴。川又観音では、参道沿いや山の斜面に約3500本が植えられており、県下でも有数の名所として知られている。3月中旬から徐々に開花し始め、赤・白・ピンクの鮮やかな大輪を今月下旬まで楽しむことができる。開花は5月末まで続くという。
18日は、午前8時半から恒例の会式が行われるが、今年も神事のみとし餅まきは中止する。総代長の谷口晴太郎さん(76)は「今年も神事のみですが、川又観音にたくさんの方がお参りに来ていただければと思います。来年から餅まきも復活させることができれば」と話している。