今月1日から2023年度がスタートした。学校を中心に担当している筆者は、3月中は卒業式の取材が多かったが、4月は入学式が中心。5日にはさっそく和歌山高専で行われ、初々しいスーツ姿の新入生たちが新たな学び舎での生活を始めた。今後、高校や小中学校でもあり、由良町の由良小学校では白崎小、衣奈小と統合した新たな由良小学校としてスタートする。

 新生活が始まるのは児童や生徒だけでなく、社会人もそうだ。昨年度末は例によって、本紙面も異動記事で多くの名前であふれていた。筆者も学校などを担当しているため、校長や教頭、教諭の何人もの名前のチェックに追われた。一昔前は一生懸命に打ち込んでいたが、最近はエクセルデータなどで提供されることが多くなったので、データを記事用に並べ替えてコピーペーストで済むので、かなり楽になっている。それでも膨大な名前の中から必要な人を抽出し、最終チェックでは何度も見比べるので、相変わらず目が最も疲れる時期ではある。

 人が動く時期になれば心配なのはコロナだろう。ただ一時期は一日の新規感染者が20万人を超えることがあったが、最近は数千人にとどまるなど減少傾向が続いている。マスクの着用については、少しずつ外す人が増えているようにも感じるが、やはり着用が大半だ。ゴールデンウイーク明けにコロナの感染症法上の位置づけが「5類」になるとともに、暑い時期に入れば一気に脱マスクが進むのかもしれない。

 いずれにしても着実に脱コロナが進む年度になることだろう。今後も新規感染者数の増減を注視しつつ、学校や地域での行事がどこまで戻ってくるのか注目したい。(城)

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