ハーフマラソンまでしか走ったことのない自称「なんちゃって市民ランナー」の筆者にとっては、15㌔あたりから急に体が重くなり、最後の3㌔にあってはほぼ精神力のみでなんとかゴールしている。昨年11月の和歌山ジャズマラソンでもそうだった。10㌔すぎまでは快調でも、最後は息絶え絶え。練習不足以外の何物でもないのだが、それでもなんとかゴールにたどり着けたのは、沿道からの声援の力が非常に大きい。見ず知らずの人たち、もちろん筆者にピンポイントで声をかけているわけではないのだが、「頑張って」といってもらえると力が湧いてくるのは不思議だ。

 コロナ禍、スポーツ大会はたくさん中止となり、開催してくれるだけでありがたかった。それでも保護者はシャットアウトだったり、ごく少人数の制限がかかったり、観戦OKでも声出し禁止がほとんどだった。日ごろの練習の成果を発揮する大会で、無観客や無声援の中でプレーするのは選手にとっても悲しかっただろう。3年続いた制限もようやく解禁され、2日に開催された日高新報杯小学生バレーも4年ぶりに声出し応援がOKとなり、選手のワンプレーごとに歓声が響いた。やっぱりスポーツはこうでなければと、忘れていた日常が戻ったようでうれしかった。

 選手にとっても大きな力、励みになっただろう。選手、保護者、指導者とも、辛抱する時間が長かった分、喜びもひとしおだったことと思う。この3年間、全国大会出場を決めていながら中止となって夢舞台に立てなかった選手もいる。観衆の前でプレーできることに感謝の気持ちを忘れず、そしてこれが元通り当たり前の姿になるよう心から願っている。(片)

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