今夏、神奈川県の横浜スタジアムで開催される第40回記念全日本少年軟式野球大会の県予選が1、2日、和歌山市民球場であり、日高支部代表の日高地方中学生軟式野球選抜チーム「日高オールスターズ」が3位と健闘した。

 県内各支部の代表計8チームがトーナメントで熱戦を展開。日高オールスターズは1回戦で海草支部の海南海草野球クラブを延長8回タイブレークの末に5―3で下し、準決勝で西牟婁支部の南紀クラブに延長10回タイブレークの末0―1で敗れた。

 海南海草戦は3点を追う6回、1死二塁から市木が左翼線へ適時二塁打を放つと、続く井元が右翼線を破って一気に生還し同点。3―3のまま無死一、二塁からイニングが始まるタイブレークの延長戦に突入。先攻の日高は8回、西が送って1死二、三塁とし、磯合が右中間へ決勝の2点三塁打を運んだ。投手陣は3回途中までに3失点。3回2死一、三塁からの3番手・西が以降、5回3分の1を無失点に抑えた。

 南紀戦は先発投手の力津が6回無失点の好投を披露し、7回から松下が力投したが、打線が援護できず無得点。沖野光監督は「チームスローガンの『全員野球~20―1=0~』を体現し、粘り強く最後までよく頑張った。昨秋の結成から日に日に一体感が高まり、とてもいいチームワークで活動できた。これで終わりじゃなく、各校へ戻って、そして高校、社会へ出ても経験を生かしてほしい」と、一層の飛躍に期待を込めていた。

 メンバーは次の皆さん。
 責任者=清水康利▽監督=沖野光▽コーチ=東和希、久堀哲平▽マネジャー=杉本智市▽選手=井元涼月(松洋)、内藤諒(河南)、久保陽(南部)、西綾月(日高)、力津昂聖(同)、市木大将(中津)、中本悠都(湯川)、磯合海斗(印南)、中尾悠人(同)、上野功喜(同)、雑賀道行(稲原)、北岡拓真(御坊)、松下楽(南部)、原井翔斗(松洋)、山本隼也(由良)、三木栄人(稲原)、山本玲維(日高)、岩下遥音(由良)、嶋津隼斗(中津)、熊本伊吹(印南)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA