バッティング練習をする参加者

 子どもたちにもっと野球に興味を持ってもらおうと、25日、みなべ・印南両町の中学軟式野球部顧問の教諭らが南部中体育館で野球教室を開いた。

 中学の軟式野球部への入部希望者は年々減少傾向にあるという。そこで新入部員を少しでも増やすため、教諭らが両町の野球未経験の小学4~6年生を対象に企画した。

 当日は雨だったため室内で実施し、ウレタンやプラスチックの柔らかいボールを使って、キャッチボールやバッティングを体験。バッティングでは参加者がボールを遠くに飛ばすと、教諭から「ナイスバッティーン」とかけ声がかかるなど、終始和やかなムードで行われた。

 岩代小6年(新中学1年)の尾崎雄琉君は「実際にやってみて楽しかったです。中学では野球部に入部しようと思っています」と笑顔。南部中の久堀哲平教諭(37)は「このようなきっかけで入部希望者が増え、野球人口が増えれば」と話していた。