笑顔でスタートを切るランナー

 15年前の第14回大会を最後に休止となっている紀の国美山マラソンの復活を願うフルマラソン大会「復活祈願 紀の国美山マラソン2023」が26日、日高川町の美山地区で開催された。

 紀の国美山マラソンは道路改修のため、2008年を最後に休止となっているフルマラソン大会で、以降、同マラソンを復活させる会ら有志が復活を願って手作りのイベントを開催。新型コロナの影響で4年ぶりとなった今回は、県内を中心に大阪や兵庫などから56人が参加した。

 雨にも関わらず、ランナーは美山支所前を元気にスタート。日高川沿いのコースを中心にヤッホーポイント、椿山ダムなど美山地区の名所や沿道の桜を楽しみながら42・195㌔を走り抜けた。

 ランナーはアップダウンの多いハードなコースと片道6カ所のエイドステーション、ゴール地点での町生活研究グループ美山支部の寿司としし汁、地元のカフェ木翠のケーキなどの振る舞いにも大満足だった。

 事務局の児玉正さんは「あいにくの天気でしたが、最大規模の方に走っていただきありがたかった。新しく若いスタッフの増員もあり、みんなを巻き込みながら維持し、復活に向けアピールしていきたい」と話していた。