土俵上で優勝力士の霧馬山に根来塗の優勝杯を贈呈する岸本知事(県提供)

 大相撲春場所は千秋楽の26日、新関脇霧馬山が小結大栄翔を破って12勝3敗で並び、決定戦も制して逆転で初優勝。取り組み後の表彰式では賜杯、内閣総理大臣杯などに続いて和歌山県知事賞も贈られ、岸本周平知事が授与者として初めて土俵に上がった。

 県知事賞は故仮谷志良元知事時代の1988年(昭和63)から始まり、木村良樹知事時代の02年でいったん終了。その後、海南市下津町出身の春日野親方(元関脇栃乃和歌)が仁坂吉伸前知事に話を持ちかけ、18年に16年ぶりで復活した。

 県知事賞は根来塗の優勝杯、保田紙で作られた表彰状ほか、賞金とあら川の桃などの特産品が贈られた。