学校で国家試験合格を喜ぶ卒業生

 御坊市薗、日高看護専門学校(鳴尾悦子学校長)を今月2日に卒業した7期生30人(男9、女21)は24日、全員そろって看護師国家試験に合格した。

 この日午後2時すぎにインターネットで合格発表が予定されており、みんなで発表を見ようと集まった卒業生が合格者の受験番号が表示されるのを固唾(かたず)をのんで見守った。学生ホールに設置された大画面モニターに1人も欠けることなく番号が並んだのを確認すると、教職員も一緒に「やった~」と喜びを分かち合った。

 今年は全国で6万4051人が受験し、合格率は90・8%(新卒受験者は95・5%)で、同校では4年連続の合格率100%となった。鳴尾学校長は「生徒も先生も一生懸命頑張ってくれ、今年も全員合格することができました。これからまた成長し、看護師としてキャリアを積んでいってくれることを期待しています」と喜んでいた。

 御坊市のひだか病院に就職が決まっている藤岡秀太さん(21)=有田川町=は「実習や国家試験の勉強など多忙な中、みんなで頑張ってきて、一緒に合格できたことが最高です。看護師としてここからがスタート。学んだことを生かし、新しい場所で活躍できれば」と話していた。

 卒業生のうち17人が日高地方の医療機関に就職を予定している。