第38回日本拳法和歌山大会(県日本拳法連盟、海南市スポーツ少年団主催)が19日、海南市拝待体育館で開かれ、日高地方勢が活躍し、7人が9月に大阪で開催される全国大会の出場を決めた。

 御坊支部では、幼年の部で大杉晴玖君(湯川幼稚園)、小学校女子4年の部で假家美桜さん(名田小3年)、同5年の部で古谷華海葵さん(由良小4年)が優勝。中学生男子1年の部でも假家大雅君(名田小6年)、同3年の部で中井珀斗君(南部中2年)、一般男子段外の部で中村裕亮さん(みなべ町北道)が優勝した。小学生女子1・2年の部では井谷安里さん(松原小1年)、中学生男子1年の部で中井晄志君(岩代小6年)がそれぞれ準優勝だった。幼年の部の北岡沙幸さん(しんせい保育園)、山本美心華さん(つばさ保育園)も敢闘賞を獲得した。

 優勝した5人(幼年の部除く)と昨年に開催された西日本大会で優勝した中井晄志君を含めて6人が全国大会に出場する。

 優勝した大杉君は「優勝を目標にしていたのでとてもうれしいです」、假家さんは「練習の成果を出すことができました」、古谷さんは「勝ちたいという強い気持ちが優勝につながったと思います」、假家君は「思うように技が決まった。全国でも頑張ります」、中井珀斗君は「緊張もあったが、優勝できてうれしい。全国でも優勝目指します」、中村さんは「日頃の練習の成果を出すことができました」と話している。今回準優勝だっが、昨年の西日本大会で優勝し、全国出場を決めた中井晄志君は「県大会の準優勝は悔しいが、全国では入賞できるように頑張ります」、2位の井谷さんも「次の大会では優勝できるように練習を頑張ります」と話している。

 入田和樹選手(36)=日高川町、TEAM日高=も一般有段の部(12人)で優勝し、全国切符。2組に分かれた予選リーグを5戦全勝で1位通過。決勝戦は延長戦に突入、約10分の大接戦となったが、足払いで相手を倒し、抑え突き面の一本勝ちを収めた。「今年は強者ぞろいでしたので、初戦から気合を入れて闘いました。TEAM日高の仲間やみんなの声援のおかげです」と話した。

 田端文人選手(38)=美浜町、TEAM日高=は段外の部(8人)に出場し、2年目の挑戦で初入賞。予選リーグを2勝1敗で2位となり、3位決定戦を制した。「初出場の昨年は1勝もできなかったので、今年は入賞できてよかった」と話した。