支持者とグータッチする楠本氏

 3月31日告示、4月9日投開票の県議会議員選挙御坊市選挙区に立候補を予定している共産党現職楠本文郎氏(68)=塩屋町南塩屋・1期=の後援会事務所開きが19日、同市御坊の県議事務所で行われ、支持者ら約100人(主催者発表)が集まった。

 楠本氏は初当選からの4年間を振り返り、「『共産党やから県の負担金が減らされている』という話が伝わってきました。それは明らかな間違いです。平成30年までは前の県会議員さん、令和元年からは楠本が県会議員。御坊市の決算書をみれば、(令和元年の方が)ちゃんと増えている。楠本が県会議員になったから県の補助金がこないということは完全にバツ(誤り)」と強調した。

 「選挙戦に向けては「(告示まで)あと2週間しかありません。再選への道のりは、まだ確信まではとっても遠いといわなければならない状況です。どっちが御坊市民のための県議会議員になるのかを問われるのがこれからの2週間、そして選挙戦の10日間だと思っています。お集まりの皆さんが持てる力、エネルギー、つながりをしっかり発揮していただいて選挙戦を迎え、投票日になだれ込んでいくように力添えをお願いします」と力を込めた。

 御坊市選挙区には自民党前職の中村裕一氏(63)=熊野・8期=も出馬予定。前回と同じ顔ぶれの一騎打ちが確実視されている。