紹介を受ける入隊・入校予定者

 日高地方自衛隊入隊・入校予定者激励会が19日、御坊商工会館で開かれ、陸上、海上、航空自衛隊に入隊・入校する11人を激励した。入隊予定者代表は「一日も早く一人前になり、我が国の平和と独立を守る重要な任務にまい進したい」と決意を述べた。

 実行委員会の主催協力団体は、自衛隊和歌山協力会(村上義德会長)、自衛隊家族会日高地区会(北垣裕二地区長)、隊友会日高支部(渡瀬幸嗣県隊友会副会長)。

 激励会では、村上会長が「組織の中ではチームワークが重要で、チームワークで大事なのは組織内の人間関係。人間関係がうまくいかないときなどは、身内や親しい人、また募集事務所の担当に相談してください」、北垣地区長は「人生は坂道のように上りと下りがありますが、自信と誇りを持って前進してください。多くの仲間や先輩も待っています」、渡瀬副会長は「周辺国の脅威から平和と独立を守るため、また自然災害への対応、そして国際貢献活動と自衛隊は日本だけでなく世界になくてはならない。訓練、勉学に取り組み、一日も早く立派な自衛官になってください」とそれぞれ激励の言葉を贈った。

 入隊予定者を代表して鈴木大賀さんが「きょうのこの感激を忘れることなく任務にまい進し、国民の期待に応えるとともに立派な社会人になるよう研鑽したい」と述べた。このほか昨年度入隊した和歌山駐屯地の古田隆輝さん(美浜町)が先輩として激励の言葉を述べ、動画では地元出身隊員たちが「一緒に頑張りましょう」と歓迎した。入校・入隊予定者は次の皆さん。

 陸上=井上公晃、松本柊也、上山隼(以上御坊市)、新家広琉、芝綾志(以上日高町)、山本楓和(美浜町)▽海上=鈴木大賀(日高町)、難波朱鳥(田辺市)▽航空=三島昂星(美浜町)、松永航希(印南町)▽陸上自衛隊高等工科学校=火縄健太(印南町)