児童に舞獅子を披露

 日高川町の和佐小学校に16日、笑い祭の鬼や獅子舞が登場した。

 同校区の子どもたちは小学校中学年ごろから祭りに参加し始め、笛の吹き方等を覚えていくが、この3年間は新型コロナ禍で祭りが中止。新しい参加者が育っていないことから、祭りを身近に感じてもらおうと和佐若中祭礼委員会が企画した。

 笑い祭保存会の川口朋久副会長が児童に笑い祭の由来などを説明したあと、和佐若中が笛と太鼓でお渡りの際の音を演奏。雌雄の鬼が颯爽と登場し、舞獅子も笛と太鼓に合わせて披露した。

 児童は「鬼がかっこいい」「笛と太鼓の音にわくわくする」などと話し、最後は鬼や獅子舞とふれ合って、太鼓演奏も体験し楽しんでいた。

 和佐若中の津村吉紀祭礼委員長は「これを機に祭りに参加したいと思ってもらえれば。今後は笛の練習会なども企画していきたい」と話していた。