ワールドベースボールクラシック(WBC)16日の準々決勝でイタリアと対戦した日本代表の侍ジャパン。これを読むころの読者の皆さんは結果をご存じなのでしょうか。今回はそんな野球ファンにも読んでもらいたいマンガをご紹介。

 あらすじ メジャーリーグや日本代表のピッチャーで活躍したプロ野球選手の父・茂野吾郎に憧れ、自分も将来プロ野球選手になることを夢見る主人公・茂野大吾。小学4年生になり、少年野球チーム「三船ドルフィンズ」に入団する大吾。2世としてのプレッシャーを感じながら練習する大吾だが思うように上達しないことで、父のように野球の才能がないと感じ、1年もたたずに野球を辞めてしまう。

 6年生になった大吾は、野球も勉強もせず、毎日ゲームばかりの無気力な生活をしていた。そんな大吾の元へ転校生の佐藤光が現れる。光は元プロ野球選手の佐藤寿也の息子であると名乗る。その光との出会いによって大吾の野球人生が大きく変わり始め…

 作者の満田拓也さんは「MAJOR」の続編である本作を始めた経緯について、「二刀流」である大谷翔平選手の存在が大きかったと語っています。前作の主人公・茂野吾郎はピッチャーとしてメジャーリーグに挑戦し、さらに打者としても一流のセンスがあり、「二刀流」でも活躍できそうでしたが、現実味がないと思った満田さんはマンガではそれを描かなかったそう。

 ですが、現実の大谷選手はそのマンガの吾郎を超える活躍をみせています。このままWBCでも活躍を期待したいですね。
 本作の主人公・大吾は自分には才能が無いと挫折しながらも、野球が好きな気持ちで努力していきます。現在、25巻まで発売中で大吾は中学生になっています。今後、大吾には大谷選手を超える活躍を期待したいです。(将)