子どもの生活習慣づくりに向けた「早寝早起き朝ごはん」運動を推進する優れた取り組みをたたえる2022年度の文部科学大臣表彰を日高町の日高中学校が受けた。同校は21年度に講師を招いた睡眠やSNS、ゲームの学習に取り組み、生徒会が中心となって、リーフレットや標語のぼり、マスクを作って地域で啓発を実施。今年度には町内の小学校2校でそれぞれ出前授業を行った。詳しく聞くと、「早寝早起き朝ごはん」の意識は学校全体に広まり、翌22年度には改善がみられたそう。生徒も「休みの日も『早寝早起き朝ごはん』ができるようになりました」「寝る前のスマホをやめたら早く起きられるようになりました」と話していた。

 話は変わるが、4月から自転車利用者の全てを対象に、ヘルメット着用が努力義務となる。自転車に乗る際のヘルメットの着用はこれまで、13歳未満の児童については保護者に努力義務が課されていた。4月施行の改正道交法では、対象が自転車の利用者の全てに拡大される。県警によると、自転車乗用中の事故で亡くなった人は、その53%以上が頭部に致命傷を負っており、着用の有無が生死を分けているとも言える。

 努力義務となった背景にあるのがヘルメットの着用率の低さ。県警は「交通事故の被害を軽減するには、頭部を守ることがとても重要。スポーツの時だけでなく、買い物や通勤、通学の日常生活で自転車に乗るときもヘルメットを着用して頭部を保護しましょう」とPRしている。

 筆者も2歳の子どもに「早寝早起き朝ごはん」はもちろん、何から何まで手本になるよう努める毎日。ヘルメットの着用も子どもからではなく、大人から手本を見せよう。 (笑)