修了証書を手に柏原君、林さん、酒田さん(左から)

 国際舞台で活躍できるトップアスリートを育てる県のゴールデンキッズ発掘プロジェクトで11日、第14期生の修了式が和歌山市のホテルアバローム紀の国で行われた。第14期の修了者は日高地方の3人を含む男子21、女子18の計39人(小学6年生)。出席者それぞれに岸本周平知事から修了証書が授与された。

 同事業は2006年にスタート。体力測定の選考会で選ばれた児童が対象で、コロナ禍のため予定のプログラムは行えなかったが2、3年間、育成体験を通して身体能力だけでなく精神面を鍛え、食に関する知識も身に付けてきた。

 日高地方の第14期修了者は柏原真斗君(志賀)、酒田樹姫さん(川辺西)、林紗良さん(松原)。修了式で岸本知事は「失敗することからうまくなる。これからも好きなことを見つけて胸を張って進んでください」とエールを送った。

 これまでの活動を記録したDVD映像が上映され、修了生を代表して岩出市立山崎小の佐々木希乃さん、有田川町立小川小の森田菜々さんが決意を述べた。

 修了生には、記念品として地球をデザインしたクリスタルの盾が贈られた。