
今回紹介するのは自然界の生物を捕獲、調理して食べるという野食料理系YouTuber(ユーチューバー)ホモサピが出している「地球は食べ物」。ホモサピは3月現在、チャンネル登録者数139万人の人気ユーチューバー。人気動画には「巨大外来種のザリガニを獲って食う」や「公園の池にいたエビでチャーハン作ってみた」「お台場のサメでフカヒレを作ってみた」「タニシでサイゼのエスカルゴ作ってみた」など、普通は食べないような自然にある食材を使った料理がメイン。海や川、ドブなどにある生物のほか、昆虫も食べている。むやみやたらに食べているのでなく、その生物の特徴や毒などの危険性、おいしい部位など、豊富な知識で丁寧に説明し、調理方法もダイナミックながらもいつも食材を無駄にすることなく、おいしく仕上げている。ドブの生き物や昆虫など、最初は信じられない光景だったが、長く見ていると抵抗がなくなり、おいしそうに見えてきたので不思議だ。
「地球は食べ物」は3章構成になっており、1章は「いきもの捕獲記」。カブトムシやクワガタ、クモ、バッタ、チョウなどの捕獲記録を掲載。2章は「ホモサピ人生記」で、生き物を好きになったきっかけやユーチューバーとして活動を始めたときのことなどを記している。3章は「ごちそう雑食記」。「ドジョウ丼」「小魚の石ころステーキ」「タニシのエスカルゴ」「オオスズメバチ炒め」などホモサピならではの一風変わったレシピが紹介されている。
ホモサピの動画は山や海、川などさまざまな場所にタモなどを持ってでかけており、見ているだけで虫取りなどにでかけた小さい頃を思い出す。また捕る生物には一般的に必要とされない害虫や、日本の生物に影響を与えるとされる外来種も多い。そんな生物を美味しく食べる方法が知れ渡れば、さまざまな問題の解決につながるかもしれない。本に興味を持った方は、まず動画で見てみることをおすすめします。(城)


