記念碑を囲んで日高中の部員ら

 昨年8月の第44回全国中学校軟式野球大会に出場した日高町の日高中学校で記念碑が完成し、6日にお披露目された。

 同校は日高地方中学校総合体育大会軟式野球の部で準優勝し、第74回県中学校軟式野球大会で優勝。第71回近畿中学校軟式野球大会で、1986年以来36年ぶり2回目の優勝を飾った。全国大会出場を受けて同校軟式野球部後援会が玄関前に建立。この日、部員23人が集まり、記念石碑を見る会が開かれた。

 記念碑は縦60㌢・横80㌢の大きさ。表面にチームのスローガン「一歩の大切さ」、裏にメンバーらの名前が刻まれている。

 3年生の吉田悠悟君、皿山琉偉君、橋本聖良君が除幕し、砂川浩一校長が思い出、感動を振り返り、感謝したうえで、「この記念碑には一人ひとりの思い、日高中野球部のさらなる伝統が永遠に刻まれることになります。今後再び全国大会出場を勝ち取ることができたとき再び脚光を浴び、その時の思い出がよみがえってくるでしょう」と祝辞。酒井智規監督も部員をたたえ、「感謝しかない。みんなも感謝、そして礼儀、礼節を忘れず、これを糧に1、2年生は去年に負けないチームをつくり、3年生はしっかりたくましく、立派な大人、お父さんお母さんになってほしい」とエールを送った。

 部員を代表し、前主将の吉田君が「自分たちだけの頑張りではなく、支えてくれた全ての人がいたからこそ碑が出来上がったと思います。後輩のみんなには次も建てられるよう頑張ってください。応援しています」。「みんなと野球ができたことが一番。最高の仲間たちです」と笑顔を見せた。