実行委員からトロフィーを受け取る小田さん㊨と優勝した菊芋ハンバーグ

 印南町のかえるの港で25日、野外イベント「和食道~発酵食グランプリ~」が開催され、「発酵食」をテーマに県内の6つの飲食店・団体が参加し、自慢のオリジナルメニューを約200人の来場者に提供した。

 和食に欠かせない発酵食かつお節の発祥地として、印南の新たな食の観光資源をつくることを目的に初開催。地元の郷土料理の普及に取り組む「いなみの料理広め隊」や和歌山市、白浜町の人気飲食店のほか、テレビ和歌山で放送中の「わくわく編集部」から安田大サーカスのHIROさんらも参加し、自慢のメニューを提供した。

 金山寺味噌を使った唐揚げやバゲット、かつお節を使ったラーメンやハンバーガー、地元のユズで作った味噌おでんなど個性あふれるメニューが揃い、グランプリは来場者の投票で決定。投票の結果、いなみの料理広め隊が提供した「菊芋ハンバーグ」が優勝し、地元の畑で採れた菊芋とチーズを入れたハンバーグが好評だった。

 トロフィーと盾を受け取った代表の小田美津子さんは、「自分でメニューを考えるのが好きで参加しましたが、まさか優勝するなんてびっくりです」と話していた。

 イベントの様子は3月3日午後6時からのテレビ和歌山「わくわく編集部」で放送される。