酒本さんと一緒にサッカーを楽しむ子どもたち

 小学低学年を対象としたセレッソ大阪サッカークリニックが26日、日高川町の南山スポーツ公園陸上競技場で開かれ、御坊市出身の元Jリーガーでセレッソ大阪アンバサダーの酒本憲幸さん(37)らが楽しく指導した。

 県サッカー協会主催のJFAキッズサッカーフェスティバルの中のイベントとして開かれ、サッカー好きの子どもたち約70人が参加した。

 酒本さんと元日本代表でセレッソスクールマスターの勝矢寿延さん(61)らが講師を務め、酒本さんは「面白いと思うときが上達するとき。楽しむことをキーワードにプレーしてください」とあいさつした。子どもたちは2班に分かれ、蹴ったボールを相手の股の下に通す人数を競うゲームに挑戦。笑顔と歓声が響き、勝矢さんから「足からボールが離れると相手に取られる。常にボールを足に触れるところに置くことを意識して」と分かりやすいアドバイスを受けた。

 続いては基本のドリブル練習。「ドリブルは一歩に1回ボールを触るのが基本。つま先で蹴るのではなく、足を立ててボールの真ん中を押して、前回転をかけることを心がけてやってみて」「ボールと前を両方見よう」と指導し、酒本さんが見本を見せると子どもたちは「速い!」と驚いていた。

 サザンクロスの肥田皐生(こう)君は「教えてもらったことをこれからやっていきたいです」と笑顔いっぱい。 酒本さんは「サッカーの楽しさが伝わったならうれしい」と話していた。

 クリニックの前にはU―6(幼稚園、保育園年代)の教室、午後からはU―9対象の6人制サッカー大会が開かれた。