支持者を前に意気込みを話す中村氏や来賓の二階氏ら

 3月31日告示、4月9日投開票の県議会議員選挙御坊市選挙区に立候補を予定している自民党前職中村裕一氏(62)=熊野・8期=の後援会事務所開きが19日、薗の伊勢屋倉庫で行われ、支持者ら約370人(主催者発表)が集まった。

 天津隆後援会長は「中村裕一に力を貸してください。みんなで当選させましょう」とあいさつ。来賓の二階俊博衆議院議員は4年前の敗戦を踏まえ、「こんな悔しい思いは二度としたくない。候補者がしっかりするのは当然だが、我々の運動量が足りなかったことを率直に認めなければいけない。ぼやっとするな、気合を入れて真剣勝負だ!」とゲキを飛ばした。冨安民浩、吉井和視、玄素彰人の3県議、山本清司御坊市議会議長、公明党御坊支部長の芝田学市議会副議長も共闘を誓った。

 中村氏は「皆さんの励ましでこの4年間戦ってくることができた。県議会で要望するだけでなく、要望すればちゃんと実現する、そんなまちにしなければいけない。御坊のことを要望して実行していけるのは私しかいない。西川に水門を造って津波から御坊を守ります、日高港2期もお願いしていきます。市民の夢をかなえ、高齢者ら弱い立場の人の幸せを実現する政策をしていきます。私にとってはこれがラストチャンス。皆さんのお力を心からお願いします」と声を張り上げた。JA紀州の芝光洋組合長は「農協はゆういっちゃんを全力で支えます」とし、万歳三唱で必勝を期した。

 御坊市選挙区には共産党現職の楠本文郎氏(68)=塩屋町南塩屋・1期=も出馬予定。市議会議員の山田勝人氏(48)=薗=が立候補を検討している。